出産前から食育しましょう
- 院長ブログ
待望の赤ちゃん。大切に、元気に育てたいですよね。
妊娠中から胎教はもちろんのこと、食生活などにも気をつけましょう。タバコは論外です。ご主人にも禁煙してもらってください。出産後も禁煙が続くようにしてください。
出産後の母乳はお母さんの血液です。食べたものが反映されます。糖分、脂分が増えると母乳の味が変わります。赤ちゃんが飲んでくれないことも。野菜、穀類中心にしましょう。
母乳をあげるときは赤ちゃんの顔を見て。テレビやスマホなどを見てはいけません。
コミュニケーションはもちろんですが、お母さんの顔が挙がると、乳首が遠ざかり、赤ちゃんがしっかり哺乳できません。
母乳を飲むことが「噛む」ことの第一段階です。哺乳瓶を使用する場合も姿勢を気にしてください。哺乳瓶の乳首の穴も大きいと口の機能を鍛える役目は少なくなります。
離乳食が始まっても月齢を気にして急がないようにしましょう。その子の成長に合わせてゆっくり進めてください。
スプーンで食べ物を与えるときに赤ちゃんの口に押し込まないように。下唇にスプーンを当て、赤ちゃん
自身が上唇で食べ物を捕まえて口の中に入れるようにしてください。上唇の使い方を覚えさせないとその後の食べ方、飲み込み方に大きく影響します。
上下4本ずつの前歯が生えてくると、上唇とともに前歯も使えるようになります。前歯で噛み切ることができるようになると、手づかみ食べでひと口量を覚えさせてください。
押し込んで食べていたり、水分で流し込むような食べ方はいけません。
3歳児健診で歯並びの悪い子どもさん、特に過蓋咬合の子どもさんが多いように思います。母乳、離乳の影響も少なからずあるのではと感じています。